築年数の古いマンションを購入する利点(佐賀県/顧問/60歳/男性)

僕は佐賀県に住む60歳の顧問です。僕のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。


中古マンションを購入する際には、築年数が気になるものです。その寿命がいつまでもつのかということは、施工技術や建物の規模などの条件が複雑に絡んでくることなので物件ごとにはっきりとした数字を算出することはできませんが、一般的には50年と言われています。その時期に差し掛かってきた頃に建て替え工事や大掛かりなリフォームが行われることになります。また、建築が行われた時期によっては最新の耐震基準をクリアしていない物件もあることから、その点に関しては注意しておく必要があります。ただし、耐震基準が改正されてからすぐに補強工事が行われた物件であるならば問題はありません。築年数の古い物件を選ぶ際には、それが建てられた時期について詳しく調べておく必要があります。


それならば、できるだけ築年数が新しい物件を選んだ方がいいのではないかと考えがちですが、一概にそうと断言できるものでもありません。物件の立地によっては、多少築年数が古くても後から有利になってくる場合があるためです。古くから一等地に建てられたマンションであれば利便性が良くて地価も高いということになります。後から建設される新築のマンションにはないメリットです。という訳で、あえて立地条件の良い中古マンションをおさえておくことで、その後に建て替えという話が出た時に優先的にその新築物件に入居できる可能性が生まれるのです。その場所を確保しておくという意味で、築年数の古いマンションを購入するという行為は意味のあるものです。