築年数だけで判断できない一戸建ての魅力(愛媛県/学長/56歳/男性)

僕は愛媛県に住む56歳の学長です。僕のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。


一戸建てを購入する時、日本人はどうしても新築の物件に魅力を感じる人が多いです。家を買うならできるだけ新築を、と考えている人がほとんどです。また、価格などの問題でやむを得ず中古住宅を購入する場合も、できるだけ築年数の新しい家を買おうとする傾向にあります。しかし、単に築年数だけで住宅の良し悪しを決めてはいけません。新築物件も、いずれは年数が経過します。築20年の中古物件と、新築物件が20年経った時、その状態は必ずしも同じではありません。最近では築20年以上の物件はリフォームされている事がほとんどで、中には床下までチェックした後に水回りなどのリフォームを施している家もあります。中古の一戸建ての方が、価格面から見てもお買い得で、しっかりしている事も決して少なくありません。


また、購入後も、固定資産税などが安いのは、築年数の経過した一戸建てです。海外では、古ければ古いほど、家の価値が上がるのに対し、日本では、古ければ古いほど、家の価値は下がるのです。実は、最近は、ある程度築年数の経過した一戸建てがよく売れるようになってきました。確かに、輸入住宅やプロバンス風住宅なども人気は高いですが、新築は、普通のサラリーマンがなかなか手の出せる金額ではありません。無理して家を買っても意味がない、と考えている堅実な人が増えているのです。海外の影響なのか、DIYで壁紙を張り替えたり、塗装したり、自分達でできる事は自分達でやる、という人が増えています。また、それを趣味としている人も多く、そういう人にとっても築年数の経過した一戸建ては、とても魅力的なのです。