私は大阪府に住む56歳の書家です。私のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。
中古マンションは建物としては時間が経っていますが、昔からそこにあるため立地の観点でいえば利点があることが多く、物件を調べるという点では、そのままの様子を品定めできるという長所があります。新築マンションの場合は、すべてを仕上げていない段階で売りに出されることもあるため、最終的には不動産会社を拠り所とする以外に方法はありません。しかし中古マンションは実際に建物があり、台風や雪などにも持ちこたえているため、建物の施行具合を理解できます。そして建物の管理状況もプランに沿って、修理やリニューアルが執行されているかをチェックすることで評価ができます。優れたリニューアルの計画書があるのに実施されなかったり、計画書がないマンションは避けたほうが賢明です。
第一に修理が不可欠となるのは、手すりや非常階段の塗装の修復です。これを実施しているかを調べると、この物件の将来をずいぶんと予測することが可能です。しかし、築年数が10年を過ぎた頃になると、外壁の手直しをするタイミングがやって来ます。そこの住民からしっかりと積立金を集めているマンションは大丈夫ですが、不十分なケースでは一時金を求められることがあります。築年数が10年以上の物件を選択する際には、大型の修繕が終了しているのかや、今後実施される予定なら、ちゃんと積立金があるかどうかを確認することが大切です。築年数が10年というのは代表例であって、物件の立地条件などによっては、さらに期間が短いうちに修繕するケースもあります。