築年数が同じ賃貸一戸建て住宅(鹿児島県/オプトメトリスト/66歳/女性)

私は鹿児島県に住む66歳のオプトメトリストです。私のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。


私は子供の頃、父がマイホームを建てるまでは、賃貸の一戸建て住宅に住んでいました。道路を中心にカタカナのコの字に6軒の一戸建て住宅が建てられていて、そのうちの1軒が我が家でした。どれも同時期に同じ建築会社によって建てられてた物件で、当然築年数が同じですし、見た目もそっくりですし、間取りもほとんど同じでした。洗面台やトイレやキッチンも同じ作りでした。そして、その6軒に住んでいるのは全て子供のいるファミリーでした。家族構成もよく似ていて、そのため家族ぐるみの付き合いをしていました。住宅に関する悩みも共有できていました。築年数が同じなので、老朽化による不具合も、どの家も同じような場所に同じような時期に起こっていたのです。


たとえば床や階段のきしみです。最近ギイギイときしむようになったと母が相談すると、近所の方々も同じだということが多かったです。近所の家のトイレが詰まったという話を聞くと、そういえば我が家も最近流れがよくないというようなことも、たびたびありました。そしてそれらの修理も、6軒全部が同じ業者に依頼していました。業者も、同じような物件の同じような箇所の修理ですから、おこないやすいと言っていました。1軒にトラブルが発生すれば自分の所にも同じトラブルが発生する可能性が高いので、事前にそれを防ぐことができ、とても便利でした。当時はそれが当たり前でしたが、注文住宅のマイホームに引越してからはそういうことが全くなくなったので、あれはまとめて建てられた賃貸一戸建て住宅ならではのメリットだと後から気がつきました。