僕は兵庫県に住む54歳の行政書士です。僕のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。
マンションにしろ家にしろ、建築年数が古ければ古いほど価格に影響を及ぼすと言われています。基本的に一戸建ては、築10年以内は建物の価値はありますが、20年を超えると建物の評価はほぼゼロになるとされています。しかし、売却前にリフォームなどをしている場合は、評価は異なることがあるようです。マンションの場合は、新築でも入居した時点で一割は安くなることが多く、一般的な物件は築5年くらいで二割ほど下がることがあります。管理状況によって異なりますが、築20年から30年を超える物件は半値以下になることがあります。50年を超えると、値はつかないと言われていますが、建物は築年数だけでは評価を決めることは難しいとされています。
建物の元々のグレードの差もありますし、維持管理の程度の違いで変わってくることもあります。中古でも人気があれば相場より高くなることは見受けられます。中には新築物件とそれほど価格に開きがない中古物件も存在します。立地は特に重要視されるようで、都心の人気地域の中古物件は評価が高くなる傾向にあります。業者も単純に築年数だけで判断せず、物件ごとの個別性を見定めながら判断をしているところが多いようです。ですから、簡単に中古だから新築より安いので買いというわけでもなく、地域や新築物件と中古物件の価格差などを加味して判断する必要があり、築年数だけで判断することを避けることで、物件選びの失敗が少なくなると言われています。