税制から考えたマンションの買い時について(大分県/観光コンサルタント/72歳/男性)

僕は大分県に住む72歳の観光コンサルタントです。僕のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。


2014年4月から消費税が8%にアップされました。消費税増税はこれで終わりではなく、2015年10月にはさらに10%にアップすることが予定されています。食材や日用品購入の場面においても増税の影響をヒシヒシと実感している人が多いわけですから、マンションなどの高額商品の購入に対してはより慎重になってしまうのが当然です。実際に、消費税増税前こそが買い時だとして盛んに販売活動が展開されていましたので、増税前にマンションを購入した人が大勢います。確かに3%違うと、1000万円につき30万円の差が生じますので、その差を軽視することができなかったのは事実です。ですから、増税前のタイミングで自分が気に入る物件を購入することができた人にとっては、まさに買い時だったと言うことができるでしょう。


ただし、消費税増税が実施されてしまった今も、別の意味で買い時だと言うことができます。まず、駆け込み需要の反動で需要自体が落ち込んでいますので、マンション価格が全般的に低下傾向にあります。供給量に対する需要量が少なければ値段が下がるのは、当然の市場原理です。また、消費税増税にタイミングを合わせて住宅ローン減税制度が拡充されている点を見逃すことができません。人によっては、増税前に購入するよりも実質的な返済負担をグッと軽減できるようになっている場合があります。ついつい目の前に提示される税込の販売価格にばかり注目してしまいがちになりますが、拡充された住宅ローン軽減措置の適用を受けるメリットはかなり高くなっています。したがって、今こそ買い時だと考えることも可能です。