私は沖縄県に住む68歳の心理療法士です。私のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。
最近マンションを選ぶ際に重要視されるようになったものの中に、いかに地震に強いかというものがあると思います。地震に強いといっても、耐震・制震・免震といったように三種類の工法があり、違いがよく分からないという方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。耐震というのは、建物の強度を高めた工法です。地震そのものには確かに強いのですが、揺れを抑えたり吸収するといった機能はありません。地震の大きさにもよりますが、上層階に行く程揺れが強くなり揺れている時間も長くなる事があるそうです。その為、乗り物酔いになりやすい方は揺れと共に症状が出る場合があるそうなので注意が必要になると思います。制震というのは、各階にダンパーという震動を軽減する装置を設置し震動を抑える工法です。
元々は高層ビルに吹き付ける風などから起きる揺れに対する対策として考えられたものだそうで、地震以外の揺れ全般にも対応出来るそうです。免震というのは、建物と地面の間に免震装置を設置するする事で建物と地面が直接接触しないようにする工法です。免震装置にはゴムが使われており、それにより揺れを吸収する仕組みになっているそうです。この三つの工法の中では最も揺れを感じる事のない物件になります。マンションの工法も重要ですが、マンション自体の災害への備えも重要になると思います。敷地内に広場のあるような所では、断水に備えすぐに仮設トイレを設置出来るように場所が決まっているもの。ベンチの座面を外す事で簡易的な石釜になり、炊き出しが出来るようになる設備を有しているマンションもあります。