甥が年収500万円で一戸建てを購入した。(徳島県/アクチュアリー/39歳/男性)

僕は徳島県に住む39歳のアクチュアリーです。僕のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。


私の甥は、頑張って某一流企業の正社員になり、26歳で結婚式もしっかり挙げた自慢の甥っ子が首都圏近郊に建て売りの一戸建てを購入した。現在28歳で年収が残業手当やボーナスを入れて、500万円ほど。それでも終電に間に合わず、タクシー券を頂いて帰宅するほど働いている。嫁さんは、就職戦線帳票が気に大学を卒業したため、まだ若いのに正社員にならずに契約社員である。しかも結婚後は、夫の扶養の範囲103万円以下になるようにしている。二人合わせても年収は、603万円という事になる。両親を初め、友人、親戚などこんな大きな買い物を消費税8パーセント前だからといって止めては見たが、本人たちはすっかりその気になっていてとうとうこの3月31日に引っ越しを終えた。


さて、返済計画についてだが、これは、大人たちの意見を聞いて、ボーナス併用にせず月々の均等払いとなった。しかし、場所が首都圏近郊のため、35年の長きにわたってローンを抱えることとなった。親世代は、頭金を貯めるために、副業やら、倹約やら、本当に人には、いえないような苦労をして、一戸建てを購入したものである。甥は、どうかというと結婚式も親がかり、今度の一戸建ての購入も甥の親からも嫁さんの親からも援助を頂いているようである。これが、現在の少子化のためといってよいかどうか悩むところである。一方の考え方としては、両方の親が大きな顔をして泊まりに行ったりできると考えれば老後の楽しみが一つ増えたというものかもしれない。