気に入った新築の一戸建てに引っ越した頃(群馬県/講談師/64歳/男性)

僕は群馬県に住む64歳の講談師です。僕のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。


結婚をした後、やっと一戸建てを購入しようと2人で動き出した頃、不動産屋に行って物件の用紙を何枚も見せて貰いました。今の時代はネットで色んな物件をネットで検索できますが、初めての一戸建てを買った頃はまだネットは一般的ではありませんでした。不動産屋の担当者と数軒の物件を主人と一緒に見せて貰いました。その中には中古の物件もありました。駅から近い物件だったので、心が少し動いて主人は最初、この家に決めたい、という気になったようでした。駅から歩いて帰れるぐらいの距離の家は仕事が遅くなった時確かに気持ちが楽だと思います。その物件の後、新築の日当たりの良い家を見て、この家が良いと2人で初めて気持ちが一致しました。


その一戸建ては駅からは遠かったですが、歩いて行ける距離でもあったので主人もこれくらいなら大丈夫と言ってくれて良かったです。新築の物件は中に入った途端に畳の香りが漂っていて、何とも言えない新鮮さで清々しく感じました。畳は新しい方が良い、と昔から言いますが、あの香りはホッとするような安定剤のような感じです。間取りも気に入り、とんとん拍子に契約も済んで、無事に引っ越しが出来た時はとても嬉しかったです。まだ共働きの時期でしたが、仕事中も早く家に帰りたい気分になりました。引っ越しをした後は中々片付かなかったですが、隅々自分達の居場所という感覚が幸せな気分にさせてくれました。ローンを頑張って返して行こうという気持ちにもなります。