僕は山口県に住む74歳の労働基準監督官です。僕のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。
多くの人が住宅購入の手始めに行うのが、インテ―ネットの各種サイトを利用しての検索ではないでしょうか。そんな時、是非一度行ってみたいのが、自分たちの考えている条件を外して検索してみることです。新築住宅の購入を考えている場合でも、同じエリアで似たような広さや立地条件の住宅が、築30年になるといくら位になっているのか、等を感覚的につかめるからです。また、築浅のみで検討していたが、実際に検索していくつかの物件を見てみたところ、より自分たちの希望に合致した物件に出会う、といったこともあるからです。築年数が古くなればなるほど、一戸建て住宅の価格は下がりますが、逆にそれを利用することも出来るということです。
一戸建て住宅自体を安めの価格で購入してリフォームしたり、しばらくそのままで住んでから、建て替えて好みの住宅を建てる、といったことも可能です。リフォーム済みの中古住宅を購入する場合には、メリットとデメリットをよく理解しておくことが大切になります。築年数が経過している物件は、簡単にでもリフォームをしたほうが早く買い手がつく傾向はあるようです。その場合、リフォーム時に確かめることができたはずの、現在のその住宅内部の劣化具合等を把握することが難しくなります。その反面、メリットとして、個人でリフォームをするよりは費用を抑えられる点や、即入居が可能な点などが挙げられるでしょう。中古の一戸建て住宅の劣化具合は本当に幅があるので、築年数だけで検討範囲から外してしまうのは少々惜しいと考えます。