新築一戸建てと中古一戸建てはどっちがお得(岩手県/エディトリアルデザイナー/39歳/女性)

私は岩手県に住む39歳のエディトリアルデザイナーです。私のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。


一戸建て住宅を購入する場合、新築と中古のどちらが自分の希望に合っているのか、じっくり比較検討することをおすすめします。中古というと、古くて汚いイメージを持ちますが、中には築年数の浅い物件や、新築とさほど遜色のない物件があるため、きちんと分けて考えた方が良いといえます。新築一戸建ての最大のメリットは、常に最新の法律が適用されている点です。家屋に関する法律はこの数十年間のうちに改定され続け、新たな基準が設けられた後に建てられた住まいは、それ以前のものよりも安全性が保たれています。そのため、新築であれば現状で社会的に求められている住宅品質が、販売価格の中に盛り込まれています。中古の場合、自分で新たに火災報知器を取り付ける必要があるかもしれません。


一方、中古一戸建ての最大のメリットは価格の安さです。特に築浅の一戸建て住宅の場合、しばらく大きな補修が必要なく、マンションのような決められた修繕積立金も必要ないので、住み始めは低コストで暮らすことができます。安さが売りの中古住宅ですが、激安物件の場合は注意が必要です。激安物件は、購入したあとに耐用年数を迎えている設備の取り替えや、耐震補強といった大きな修繕費が必要になる場合があります。一戸建て・マンションともに、中古物件の場合は室内の壁紙や外壁の補修の見た目を整えただけでもよく見えてしまうので、購入する際は、改修履歴の確かな物件の方が安心といえます。また、耐震基準が1971年と1981年に大きく改定されているので、いつ建てられた建物かどうかもしっかり確認しておきましょう。