新築マンションは音を重視して(青森県/ディスクジョッキー/51歳/女性)

私は青森県に住む51歳のディスクジョッキーです。私のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。


マンションは一つ屋根の下で壁一枚を隔てて生活するため、音に対する関心はとても高いです。音の伝達の仕方は大きく分けると2つに分かれます。1つは上の階で子供が飛び跳ねたり椅子を引きずったり、トイレやキッチンから流れる水の音などの壁や床、給排水管などを通して伝わってくる固体伝播音です。もう1つはピアノやカラオケなどのように空気中を伝わってくる空気伝播音です。空気伝播音の遮音では、窓ガラスや壁がポイントになってきます。新築のマンションを購入する時は分厚い1枚壁や窓ガラスよりも、薄くても2枚の方が遮音性が高くなるという点に注目したいものです。壁の場合は厚さと重さが1倍の場合、遮音性能も1倍ですがこれを2倍にしても2倍に向上するかというとそうではないのです。


壁の厚さと重さを2倍にしても1.4倍程度のため、性能を2倍にしようと思ったら壁の厚さと重さを4倍にする必要があります。ところが1倍の壁を2枚にすると遮音性能も2倍に向上します。そのためマンションの周辺に交通量の多い幹線道路や大きな工場がある時は、窓が防音サッシよりも二重サッシになっているかどうかチェックすることが大事です。一方の固体伝播音は、大きく分けると軽量床衝撃音と重量床衝撃音の2つに区別されます。軽衝撃音はスプーンなどの軽いものを落とした時に出る音で、ハイヒールのコツコツという音も軽衝撃音に含まれます。重衝撃音は重いものを落とした時に出るドスンという音などです。軽衝撃音を防ぐのは比較的容易でカーペットを敷くだけでかなり違ってきます。