新築マンションの10年保証(茨城県/コ・メディカル/71歳/女性)

私は茨城県に住む71歳のコ・メディカルです。私のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。


中古マンションにはない新築マンションのメリットのひとつに「10年保証」があります。新築住宅やマンションは、2000年に定められた「品確法(住宅の品質確保の促進等に関する法律)」によって、10年保証が義務づけられています。これは新築住宅の基本構造部分に欠陥が見つかった場合、引き渡し後から最低10年の間は、買主は売主である不動産会社や工務店に、無料で修理や賠償を請求することができるものです。例えば、柱や壁部分に欠陥が見つかった場合や、雨漏りが起きた場合、その修繕費は自腹で払う必要が一切ありません。品確法の対象となるのは新築物件だけで、中古物件を購入して欠陥が見つかった場合は自分で払う必要があります。


ただし、10年保証には注意点もあります。保証の対象は「瑕疵」であり、「性能」の保証ではありません。例えば、ドアの不具合や床鳴り、クロスの剥がれなどは保証外となります。保証の対象となるのは、基礎や土台、屋根や外壁、柱などの基本構造部分で、すべてを10年間無料で修理できるわけではないことを知っておく必要があります。しかし、新築物件の場合は品確法以上のアフターサービスを受けられることも多く、瑕疵の保証だけではなく性能も保証しているハウスメーカーもあります。また、法律の10年保証以外に、業者が独自に10年保証を提供している物件もあります。物件ごとに違いがありますので、事前に確認しておくことが大切です。