私は鹿児島県に住む49歳の装丁家です。私のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。
新築マンションの図面を見るとき、自分の住む部屋について確認したい時は、住戸平面図を見ればだいたいのことが分かります。しかし、住戸平面図には共用部分についてのことは記載されていないので、知ることはできません。専有部分以外のほとんどを知りたければ、敷地配置図を見ることです。敷地配置図は、建物と敷地との位置関係や歩行者と自転車や車のアプローチの方式、植栽や共用部分のつながりや位置を確認することができます。敷地配置図を読めるようになっておくと便利とは言えますが、敷地配置図では隣接地の状況までは読むことができません。図面だけ読めたらいいと言うわけではなく、現地へ行って周辺を確認することが必要とされています。
いざ現地へ行ってみると、目の前に大きなマンションが既に建てられていて、日当たりが期待できないと言う場合があります。当然こう言うことは、敷地配置図では分からないので、現地へ行くことは重要と位置づけられているのも普通と言えます。ちなみに現地確認へ行き、自分が購入しようとしているマンションの前が空き地だった場合、日当たりが良いだろうから買いだと考える前に、将来的に高層マンション等が建たないか自治体にチェックしに行くことも必要と言われています。敷地配置図に記載されていることも図面で見たから大丈夫と考えず、きちんと自分の目で確認して、記載されていない隣接地についてもよくチェックすることが大切と考えられています。