新築マンションの値段はどう決まるのか(長崎県/歯科衛生士/73歳/男性)

僕は長崎県に住む73歳の歯科衛生士です。僕のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。


マンションでも新築と中古とでは値段の決められ方が違ってきます。中古物件は、築年数や管理状態や相場によって左右されますが、新築物件は少し複雑です。新築マンションの販売価格は何度か見直されるのが通常です。まず、不動産会社が土地を取得したとき、事業の予算を立ててアウトラインを決めるので、そのときに最初の価格が決まります。そして、最初に価格が見直されるのは建物の設計をするときです。最終的に、近くの物件の価格を見ながら販売する直前に決まります。物件の価格の内訳としては、だいたいですが土地代金と建設費、モデルルームを設置する場合はその費用と宣伝に掛かる費用、借入先への金利支払い分と営業利益という風になります。


不動産会社の利益はどの位かは建設戸数によって変わってきますが、1割位と言われています。以前は5割の利益があるマンションもありましたが、現在では一棟だけで大きな利益は上げることは難しいとされています。そして、同じ室内面積でも住居の位置や向きで値段が変わってきます。基本的には上層階の角部屋が高い価格設定になっています。上層階は眺望も良いし、最上階ならば上の音を気にする必要が無くなります。角部屋は採光や通気性の面で人気が高い傾向にあります。そうなると、一階は値段が安くなることが多いですが、専用の庭などが付いていると上階よりも価格が高くなることがあります。不動産会社の独自の考えで値付けに差が出ることもあります。