私は沖縄県に住む65歳の地方公務員です。私のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。
新築マンションとは、基本的には完成してから1度も使用されたことのないマンションということになります。ただし広告表記上のルールでは完成してから1年以上経過した物件については新築と表記できないので、それに従えば完成後1年未満でかつ誰も入居したことのないマンションということになります。ですから極端なことを言えば完成してわずか1週間でも、そのうち1日でも人が住んだことがあるのならそれを新築とは呼べず、代わりに「築浅」などの用語で呼ばれることになります。なお、完成して2年以上経過したマンションは人が住んだことがあるなしに関わらず中古マンションと呼ばれますが、完成後1年以上2年未満の物件で、かつ誰も住んだことのない物件は「新古マンション」と呼ばれることがあります。
新築マンションのメリットは、当たり前のことではありますが、「新しい」ことにあります。新しい資材や設備が使用されているため、中古に比べて耐用年数が長くなっています。もちろんまっさらなものを自分が最初に使用するという、精神的な満足感も得られます。また、耐火性や耐震性など、建物の安全性に関する基準は年を追うごとに厳格化される傾向にあるため、新しい物件ほど最新の基準が適用されることになり、安全への信頼度が高まります。さらに、経済的なメリットもあります。不動産としての価格自体は一般に新築マンションよりも中古マンションの方が割安なのですが、新築マンションの場合は所有者が直接販売することが多いため仲介手数料が不要となるケースがしばしばあります。また税金面の優遇措置もあります。