僕は高知県に住む56歳の石工です。僕のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。

購入した新築マンションが完成したら、内覧会というものが開かれます。これは、完成したマンションのお披露目のようなもので、実際に中に足を踏み入れて見学をすることができます。これにより、平面図などでしか確認できなかった構造やデザインを立体的に見ることが可能となります。内覧会では、内部の見学だけでなく工事の仕上がり具合をチェックすることになります。ここで満足がいく仕上がりかどうか判断した上で、正式に引渡し手続きに入ります。万が一、工事に不備があった場合には、改めて補修工事が行われるので安心です。内覧会は、引渡し後にそういったトラブルがないように設けられている制度です。以下に具体的な内覧会の流れを解説していきます。

その日時については、販売元である会社から連絡が入ります。その日時が都合が悪い場合には、交渉することで別の日時に変更してもらうことも可能です。当日には入口に受付が設けられているので、そこで来場手続きを済ませます。その後、担当者の立ち会いの下で室内のチェック作業に入ります。その際にはチェックシートと筆記用具が渡されます。気になる部分があった場合には、その内容を具体的にチェックシートに記入していきます。各設備に関してはそれぞれの施工責任者に説明を受けることも可能です。主なチェックポイントは、床・壁・天井・建具・収納・キッチン・洗面所・浴室・トイレ・電気設備・空調設備・換気設備などです。個別の部屋のチェックが終了したら、共用スペースの見学も行うことができます。