新婚当初の不動産はどうするか(滋賀県/ミュージシャン/53歳/女性)

私は滋賀県に住む53歳のミュージシャンです。私のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。


新婚当初、若いふたりには、金銭的な余裕がないことが多々あります。こうした場合、ふたりの新居をどうするかが問題になります。いつかはマイホームがほしいけれど、さしあたってはどうするか、という問題です。手っ取り早い不動産確保の方法としては賃貸物件に住むことが考えられます。家賃をおさえて暮らせば、少しずつ貯金することもでき、いつかマイホームを手に入れられるかもしれません。しかし、都心では、なかなか賃料が高く、貯金に回せる余裕がない可能性があります。物件を借りるにもリスクがあるのです。そうしたときは、どちらかの実家に入ってしまうのもひとつの方法です。実家が職場に近く、仕事に支障が出ないのであれば、経済的にとても助かると思います。


実家に入るメリットは経済的なことだけではありません。親と仲良くすることで、今後の家族関係が良好になったり、老後の面倒をみることに対して抵抗がなくなったりするのです。結婚すれば、夫婦関係だけでなく、親戚関係全体が重要になります。良好な関係を築いていくために、前もって一緒に暮らしてみるのは非常に有益です。核家族があたりまえになった現代社会では、違和感がある考え方かもしれませんが、一昔前ならば、親との同居は、新婚夫婦にとって自然な選択肢だったのです。新婚当初の家の確保に迷ったら、まずは賃貸物件を検討してみるとよいでしょうが、頭の片隅に親との同居を置いておいても損はないと思います。居心地よく新婚生活を送れるよう、いろいろ工夫しましょう。