私は埼玉県に住む64歳の裁判官です。私のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。
マンションを購入しようと考えた時、まず思い付くことは購入するための資金ではないでしょうか。所有する前なのですから、購入資金に目が行くのは当然の事です。そんな中、不動産物件を所有すると、支払っていくのは住宅ローンだけではありません。こういった物にも、固定資産税として税金が掛かるのです。そもそも、税金は、不動産物件を買ったり、売ったり、所有しているだけでも掛かります。この内、固定資産税は、マンションや一戸建ての住居等の不動産を所有している場合に掛かる税金の事です。マンションを購入しようと検討している人は、高い買い物をするのですから、住宅ローンの事ばかりに目が行きがちになってしまうのではないでしょうか。
確かに、お金を支払い終われば住宅ローンはそこで終了です。しかし、固定資産税は、マンションを所有している限り、毎年支払う事になるのです。長い目で見れば、そのコストは計り知れないものとなるでしょう。そこで、気になるのが税額です。これは、課税標準額×標準税率の1.4%で計算します。その額が、固定資産税の評価額となるのです。購入価格と混同しがちになりますが、この課税標準額は、購入の際の価格ではなく、固定資産台帳に登録された価格を指します。さて、この固定資産税ですが、新築より中古の方が安い様に感じるのではないでしょうか。けれども、新築で購入した方が、軽減措置がとられているので税の優遇を受ける事ができます。特に、新築のマンションなら、要件が揃えば5年間にわたって半額となります。つまり、税の優遇措置を狙うのなら、長期的に考えると新築を購入した方が得策と言えるのです。