私は鳥取県に住む59歳の空間デザイナーです。私のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。
一戸建て住宅は非常に良いものなのですが、思いの外維持費がかかってしまうものです。たとえば、車と同様に、メンテナンスや義務的なコストが必要になります。また、当然税金が掛かります。とはいえ、車検のように2年に1回の課税とかではなく、所有している財産に対しての税金が課せられます。それはローンも例外ではありません。これは固定資産税と呼ばれるもので、建物や土地の評価額に対して金額が決まってきます。そのため、買ったときの値段が課税対象になるわけではなく、購入時の値段に比例して定められるものではないので、購入金額が高かったからといって税金が高いとも限らず、また、安い物件でもこの税金に足をすくわれる可能性もあります。
その他の維持費の一環として、まず大切なのが火災保険です。火災保険を入らないと住宅ローンは組めない金融機関もあります。また、一部の金融機関では火災保険をセットにした住宅ローンのプランを用意しています。その際、可能であれば自然災害補償を追加することをお勧めします。昨今の異常気象により、家屋建物に損害を得るかもしれない事態が増えてきましたが、通常の火災保険では、地震、洪水、雪害などは適用外になってしまうからです。しかし、家の維持費とはいえ、この火災保険も結構な金額になります。災害に見舞われずとも、長年住み続けた家屋は自ずと傷んでくるため、修繕費も必要になってきます。10年から20年ごとの定期的な修繕も、快適な住居を維持するためにも大変重要です。