私は佐賀県に住む71歳の照明士です。私のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。
マンションの部屋の間取り図が手に入ったら、自分のライフスタイルに合ったものかどうか、そこに住んだ気分になって吟味することが大切です。間取り図のチェックポイントは、その部屋全体が正方形に近い形がどうかです。細長い間取りの場合、廊下が長く、バルコニーからの光も奥まで届きにくいし、また間口が狭いです。その点、形が正方形に近くなればなるほど、部屋全体も広く感じられ、デッドスペースも少なくなります。なるべく間口が広いワイドスパンで、窓やバルコニーが多くて、広いものを選んだほうが広く明るく、快適に暮らすことができます。また、女性にとって重要な収納スペースがどれくらいあるかも、チェックすべき大切な項目です。
洋服や靴、本、食器、布団など収納したいものはたくさんあります。新しいマンションでは、それらをすべてすっきりと片付けて収納し、新たな気持ちで新生活を始めるのが理想です。基本的に、シングル女性向けマンションだと、部屋全体の広さに対して10%以上の収納スペースがないと、新たに収納家具が必要になり、それを置くことで部屋が狭くなってしまいます。そして間取り図を見ながら、そこで暮らすイメージを膨らませてみることも大切です。そのようなイメージトレーニングをするときは、もらってきた間取り図をA3サイズいっぱいまで拡大コピーするといいです。図面の縮尺をもとに、現在持っている家具の配置を考えてから、朝起きて仕事に出かけるまでの、生活動線がスムーズかなどを想像することが大事です。