広い間取りのマンションを選ぶ時の注意点(栃木県/建築士/51歳/男性)

僕は栃木県に住む51歳の建築士です。僕のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。


床面積が100平米を超える広い間取りのマンションを購入するときは、実際にそこで生活することを考えて選ぶことが重要です。せっかく広い間取りのマンションを購入しても、部屋の広さのバランスが悪かったり、自分の生活スタイルに合っていなければ、住み心地は悪くなってしまいます。間取り選びで失敗しないためには、選ぶときにチェックすべきポイントがいくつかあります。まず、無駄な空間に広さが使われていないかどうかをチェックしましょう。全体に面積が広くても、玄関や個室の配置によって廊下が無駄に長くなっていたりする場合もあります。廊下が長くなれば、他の部屋の面積が少なくなるだけでなく、動くの距離も多くなるため、住み心地がいい空間とはいえなくなります。


部屋の広さも重要になります。個室や寝室は的確な広さがあるかどうか、狭すぎないか広すぎないか、ちゃんとチェックしましょう。収納の広さも重要です。それぞれの個室に充実した収納・クローゼットが備わっているかどうか、玄関のシュークローゼットや洗面所、納戸の広さもチェックしましょう。家具のレイアウトを考えながら選ぶことも大切です。広い部屋であれば、家具による空間の使い分けが必要になります。また、家事のしやすさや掃除のしやすさのことも考えて、動きやすい間取りかどうかチェックすることも大事です。必要以上に広い部屋はそれだけ手間がかかります。実際に暮らすときのことを考えて、自分が快適に過ごせる空間を選ぶことが大切です。