僕は大阪府に住む37歳の税理士です。僕のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。
日本の世帯年収の中央値は438万円です。年間400万円ちょっとの収入で、新築一戸建てを購入することは可能なのでしょうか。ある調査によると、住宅を購入した年収400万円の世帯で、一戸建てを購入するのは、全体の半数弱です。その中で、新築(建売・注文住宅)はさらに半数となります。残りの半数は中古住宅を購入しています。このデータからみると、年収400万円の世帯で、新築一戸建ては少しばかり厳しい現実であると言えますが、3000万円未満の住宅であるならば、遠い夢でもありません。実際に、年収400万円なら2300万円程度の住宅ローンが借りられるので、頭金を数百万円用意して3000万円弱の一戸建てを購入する世帯が多いです。
一般的に頭金は、住宅購入金額の2~3割程度が望ましいと言われています。3000万円なら、頭金は600~900万円は用意するべきということです。しかしながら最近は、頭金ゼロで住宅を購入できるプランも増えており、利用者が増加しています。低い収入の世帯でも、マイホームの購入がぐっと現実的になりますが、当然頭金ゼロでは毎月の返済額が高くなるので、住宅のメンテナンス費も考慮してしっかりとした返済計画を立てることが大切です。3000万円の新築一戸建ては、土地さえ選べば、設備も広さも十分な住宅を建てることができます。関東でいえば23区内は難しいですが、他県の郊外を選べば100㎡程度の土地付きの住宅が購入できます。