僕は岩手県に住む38歳のクレーン運転士です。僕のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。
一戸建てを新築するときには、長いローンを組むケースが一般的です。20年から35年程度のローンです。一戸建ては、それだけ長い期間住むのが前提になっているのです。では、数年後のみならず、数十年後も見つめた設計とはどのようなものでしょうか。まず必要となるのは、部屋の可変性です。賃貸住宅の場合は、あらかじめ決められている間取りを変更することは出来ません。変更する前提で家が作られていないからです。変更するとしたら、大規模なリフォームになってしまいます。新築一戸建ての場合は、異なります。建設の段階で、将来を考えた設計を導入できるのです。結婚して間もないご家庭であれば、夫婦二人の生活です。しかし、それも変化します。
子どもが生まれて家族が増えていきます。子供が小さいうちは、親の目の届くところに子供がいられるような間取りが望ましいでしょう。それで、あえて子供部屋は設けずにこの時期を過ごす家庭が多いです。子供は成長するにつれて、思春期を迎えます。この時期には、親との距離を取りたいと考える子供が増えます。この時期の子どもに役立つのが、移動できる間仕切りです。広い空間を仕切りなおして、部屋を誕生させられるシステムです。これを使えば、子供の必要に合わせて子供部屋を作り出せるのです。子供はいずれ大きくなって巣立っていきます。そうなった後は、わざわざ子供部屋用に部屋を取り分けておく必要も無くなります。再び間仕切りを外せば広い部屋に戻せるので便利です。