僕は岡山県に住む69歳の舞妓です。僕のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。

日本は世界有数の地震大国であり、近年も大きな地震災害に見舞われています。地震に備え、いろいろな所で対策・準備が叫ばれていますが、マンションではどういった対策がなされているのでしょうか。まず、1981年に導入された新耐震基準では、震度6強から7の揺れでも建物が倒壊しないような強さが求められており、これ以降に建てられたマンションは安全といえます。また、マンションを建てる際には地盤調査を行い、地盤が弱い場合は地中深くまで杭を打つなどの対策がとられるため、沈んだり倒れたりする心配がありません。先の震災で起こった液状化現象も、そうしたリスクのある場所には固い砂杭を打つ対策がとられているため、被害を受けたケースはほとんどありませんでした。

建物のドアにも工夫がされています。地震が起こるとドアがゆがんで開かなくなる、といった話はよく聞きますが、今のマンションではドアの枠や蝶番が耐震仕様になっているため、そういった心配がありません。また、各住戸が壁や扉で細かく仕切られているため、火事の時も延焼しにくくなっています。エレベーターは、揺れを感知すると最寄りの階に自動停止し、人が降りられる仕組みになっているため、閉じ込められる心配もありません。このように今のマンションは、しっかりとした地震対策がとられており、安心して暮らせるようになっています。日頃の食料などの備えや避難経路の確認など自らの対策も含めれば、家族も財産もきちんと守ることができるのです。