子育てしやすいマンションの間取り(島根県/エクステリアデザイナー/75歳/女性)

私は島根県に住む75歳のエクステリアデザイナーです。私のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。


マンションを購入する際、子育てしやすい間取りを選びたいなら、いくつかチェックするポイントがあります。その際、子供のスペースだけでなく、家族のコミュニケーションの取り方などを考えて選ぶことが大切です。小さな子供がいる家庭なら、家事の間に子供が一人でも安全に遊べる空間があると安心です。普段目が届きやすいリビングの脇に、広く戸が開く和室があると、転んでもケガの心配がありません。和室のある間取りは、赤ちゃんの昼寝やオムツ替えの場所として、また洗濯物の整理などにも使えるため、なにかと重宝します。和室はふすまの開け閉めができるので、用途に合わせて使い分けできるのも便利です。また、テラスや専用庭があれば、小さな子供でも安心して遊ばせることができます。


リビング近くに居室のある間取りであれば、子供が小学校低学年のうちは家族共用の場所にして、子供が大きくなってから個室として使うこともできます。LDKと隣の部屋は一線を画しつつ、声が届く距離で勉強を見てあげられるなどコミュニケーションがとりやすい特徴があります。また、子供部屋が狭い寝室の間取りであっても、工夫次第で過ごしやすい空間になります。例えば、セパレートタイプのLDで学ぶ空間と遊ぶ空間を使い分けることで、子供部屋は寝るだけ、勉強や遊びは家族共用のスペースで行うと考えれば、生活にメリハリをつけることができ、狭い寝室でも対応できます。子供2人に明るい部屋を用意してあげたいなら、バルコニー側にリビングと2つの居室があるプランがおすすめです。