子供の好奇心を育む不動産の間取り(鹿児島県/造園コンサルタント/40歳/男性)

僕は鹿児島県に住む40歳の造園コンサルタントです。僕のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。


不動産を購入するときは、子供の好奇心や探究心を伸ばす、マルチで自由な間取りづくりに心がけたいものです。感性が豊かで、子供が自分で考えることができる力を伸ばすには、家の中に日々の変化が感じられる要素が必要です。例えば、固定化された空間より、使い道がはっきりしていない部屋のほうが、空間の変化が感じられ、自分でその空間をどう使おうかと考えたり、こうしたいという目的意識が生まれます。リビング横の和室や、仕切ると2部屋にできる大部屋など、可変性があって空間の変化が感じられる間取りは子供の発想を伸ばすことになります。不動産を購入する際は、多目的に使える部屋はあるか、適度な広さはあるかをチェックしましょう。


家の中にロフトや屋根裏のような、秘密基地みたいに遊べる空間は、子供が好む空間です。どうやって遊ぼうか、何を置こうかなど考えさせたり、好きなことに夢中になれたりすることで、自然に発想力や好奇心が育まれます。ロフトを設ける場合は、子供が上がりやすいか注意しましょう。音楽や絵画など、子供が興味を持つようなものに身近に触れることも大切です。子供の作ったものや描いた絵などを飾れる壁やスペースがあると、子供の創作意欲を刺激するだけでなく、家族のコミュニケーションも生まれます。モノづくりできる部屋を用意する方法のほかに、階段の踊り場やリビングの一角を利用する方法もあります。そのほか、小さくても庭があれば、四季の変化を身近に感じら、花を育てることで探究心も芽生えます。