失敗しないマンションの選び方(岐阜県/翻訳家/61歳/男性)

僕は岐阜県に住む61歳の翻訳家です。僕のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。


マンションの選び方は、土地付一戸建て住宅の選び方と同じくらい大変です。まず予算を決めなければなりませんが、予算と要求を同時に満たしてくれる理想の物件との兼ね合いは大変難しいものです。予算内で妥協し我慢するか、それとも少し無理をしてでも買ってしまうかと、迷う人も大勢います。しかし、ここで選択を誤ると、後々後悔することになります。その場で判断が出来ないときは、あわてずに少し冷静に考えられるまで待ってみるのも良い方法です。また、モデルルームと実際に購入する部屋では、日当たり具合や風通し、周囲の騒音、エレベーターなどの設備音などを知ることはできません。かといって完成を待っていては完売してしまう可能性もあります。


設計図面上でそれらのチェックは可能であるため、マンションを選ぶ際には、必ず図面を確認するようにしましょう。さらに、周辺からの騒音問題を考え、スラブと呼ばれる床コンクリートの厚さが200ミリ以上あるか、隣の部屋との間仕切りが180ミリ以上あるか、確認する事も大切です。小さな子どもがいて、飛び跳ねる音などが騒音となり、ご近所トラブルを誘発した事例は数多くあります。また、天井は高いほど開放感があるため、階高のチェックをすることもおすすめします。床を張り替えるなどのリフォーム工事や間取りの変更工事をすると、床高は次第に高くなるため、将来を見越した考慮が必要です。見落としがちなのは、コンセントの配置です。思い描いていた家具配置との齟齬がないか、シミュレーションしながら確認し、必要ならばオプションで移設、増設を検討することが大切です。