地震のときにも安心な構造のマンション(山形県/工業デザイナー/49歳/女性)

私は山形県に住む49歳の工業デザイナーです。私のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。


最近のマンションは特に地震という災害に対しても安心であることを重要視してます。新耐震基準よりも地震に強いことを示すために、住宅性能表示制度の等級2や3を獲得しているマンションもかなり増えてきています。住宅性能表示制度の等級2であれば、学校や避難所と同程度、等級3であれば消防署や大規模な病院などと同程度の耐震性を確保していることを示しています。これだけの耐震性が建物自体にあれば、高価なマンションという財産を守るという点では安心できる物件といえます。しかしさらに注目しておきたい点があります。それは地震のときに、室内の揺れが少ない物件を選ぶということです。もし室内の揺れが大きければ、倒れた家具や食器などでけがをする可能性もありますし、金銭的にも痛手となってしまいます。


こういう室内での被害を抑えることができるのは、免震構造を持ったマンションです。免震構造とは、地震のときの揺れを抑えて建物自体にに伝わりにくくなっている構造のことです。免震構造では基礎部分に積層ゴムを入れて、そのゴムが揺れを窮して建物自体には伝わらないようにしているものを指しています。揺れを3分の1から5分の1程度まで抑える効果があるといわれています。ここまで揺れを軽減しますから、建物自体の損傷も防げますし、家具や食器などの家財をもきちんと守ることができます。住宅性能表示の1-3の他(地震に対する構造躯体の倒壊等防止及び損傷防止)に免震構造かどうかをチェックする部分がありますから、簡単に確認できます、