僕は福島県に住む62歳のスチュワードです。僕のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。
東日本大震災以降は、地震に強いマンションに人気が集中しています。最近の新築分譲マンションは地震への備えを大きくピーアールしています。新築のほとんどは耐震構造になっており、免震装置が基礎の部分に備えられていたり、制震対応がされていたりします。耐震性を備えていない新築物件は皆無と言えるような状況になっており、今では当たり前のことになっています。更には、液状化への備えもしてある物件があります。地盤に不安がある地域に特有のことではありますが、埋立地や海岸に近い地域は基礎を深く掘って、強固な岩盤まで届くような杭を打って液状化対策をしています。湾岸地域は液状化の不安があることも東日本大震災で明らかになったからです。
一定の基準を満たしたマンションは、地震保険の保険料について、耐震等級割引または免震建物割引が使えますので、保険料が最大で半額に割引になります。この基準は政府が定めているものであって、基準をクリアしているマンションは、そのことを分譲の際に表示することができます。地震への備えの重要性が多くの人に認識されていますので、保険の加入率も高まっています。新築分譲マンションの中には、コンピューターを使った地震の際の揺れについてのシミュレーションをして、その結果を公表しているものもあります。公的な耐震性の基準をクリアした上に、専門家によるシミュレーション結果まで公表されていれば、購入する人にとっても安心感が増します。