僕は愛知県に住む61歳のライフセービングです。僕のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。
最近の新築分譲マンションは免震、制震などの耐震性を備えているのは当然のことになっており、そうでなければ売れなくなっています。東日本大震災以降は、購入者が特に地震への備えについて敏感になっています。建物の構造のみならず、マンションの立地にも強い関心が持たれるようになりました。第一に、高台にあるマンションには人気が集中します。津波の心配がないからです。逆に、敬遠される傾向にあるのは、それまで人気の高かった湾岸沿いの物件です。津波の心配に加えて液状化の不安もありますので、避けられる傾向にあって、その分だけ高台の物件が注目されています。高台は坂道を上り下りしなければならないので、不便な面もありますが、人気が高いです。
地盤の固い地域も人気があります。東日本大震災では、内陸であっても沼地や湖の埋立地では液状化が発生しました。そのような場所を避けて、丘陵で地盤のしっかりした立地が好まれています。自治体がハザードマップを公表して危険地域を示していますので、誰でもリスクの度合いが確認できるようになっています。地盤の良い立地は必ずしも交通の便が良くない場合も少なくないのですが、それでも地震への心配が少ない場所に人気が集中する傾向があります。分譲業者もマンションの立地について、海からの距離、標高などを示して安全性をアピールしています。なお、標高の低い場所にあるマンションでは、津波の影響が比較的少ない高層階に人気が集まります。