地震に強いマンションを選ぶための情報(香川県/教諭/71歳/女性)

私は香川県に住む71歳の教諭です。私のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。


阪神淡路大震災や東日本大震災など、近年日本では大きな地震が発生しており、次にいつどこで地震が起こってもおかしくないと不安に思っている方も多いのではないでしょうか。地震に強くて安心できる物件に住みたいと考えておられる方のために、耐震性が高いマンションの選び方を紹介します。まず、建物が崩壊や倒壊をしないという最低限必要な耐震性を備えているかどうかは、建設されたのが1981年5月以前か以降かで決まります。1981年5月以降に確認申請を受けた新耐性基準のマンションであれば、基本的には大震災が起こったとしても、倒壊や崩壊の危険を免れることができます。そして、同じ新耐性基準で建てられていても、壁の量が多く、壁そのもので建物全体を支える壁式構造のものは、特に耐震性が高いと言われています。


2000年には、住宅性能表示制度というものができて、新耐性基準より1.25倍や1.5倍の耐震性を持つ建物が見分けられるようになったので、それを利用すればより安全な建物を見つけることができます。それから、建物の揺れを抑えて家具の転倒を防いでくれる免震マンションをを検討することもお勧めします。住宅性能表示制度の評価書に、「免震マンション」と表示されているので確認してみてください。また、建物の形は、平面的にも立体的にも凸凹が少ないシンプルなものであるほうが地震に強いとされており、住む地域を選ぶときには、インターネットや自治体の建築課に問い合わせるなどして、地盤や近くの活断層についても調べておくことも大切です。これらの情報を参考にして、賢く地震に強いマンションを選びましょう。