地震に強いマンションの見分け方(岩手県/PAエンジニア/23歳/女性)

私は岩手県に住む23歳のPAエンジニアです。私のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。


マンションの購入は一戸建て住宅の購入と変わりません。建物の一室を購入するスタイルであっても、その部屋がマイホームです。そんなマイホームを購入して一番気になるのが、地震などの災害時にどれだけ倒壊の危険があるかということです。耐震工事を特別に施している物件ばかりではなく、築年数が経過していれば地震で倒壊の危険性もあります。新築マンションで耐震工事をしてたとしても、地震による被害が及ぶ可能性はあります。では、地震に強い物件の特徴とは何なのかというと、間取り図を見ることで判断出来ます。まず、部屋が正方形であることが絶対条件です。正方形はあらゆる方向にバランスが取れているので、縦揺れでも横揺れでも中々倒壊することはありません。


間取り図を見て地震に弱い物件の特徴は、長方形であったり、極端に両端の部屋が真ん中の部屋より小さい場合です。真ん中にロングダイニングキッチンがある場合は、それを囲んで部屋が二部屋付いていることが多いです。この場合は中心部のバランスが良すぎて、両端の部屋が傾きやすくなります。更にバルコニーが付いている部屋も注意が必要です。バルコニーは建物が柱によって支えている部分からはみ出しています。つまり、揺れの際に一番不安定になる部分となります。このように耐震工事をしているかどうかだけで、災害に強い物件とは判断出来ません。大切なのは間取りを見て、バランスのとれた間取りになっているかをよく確かめるということです。