地震に強いマンションの耐震性のポイント(宮崎県/チェリスト/75歳/女性)

私は宮崎県に住む75歳のチェリストです。私のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。


マンションの耐震性に関しては、建築構造と同時に地盤も重要です。その建物がいくら地震に強くても、地盤が弱かったりすると意味がありません。大地震が起きたとき、埋め立て地などで液状化現象が起きて水が噴出したら、地盤沈下を起こしてしまいます。また隣の建物の構造が、1981年までの旧耐震設計の建物であれば、こちらに倒れこんでくることもあるので、真っ先に確認しなければならないのは、地盤の状態なのです。しかし湾岸のこれから資産性が上がるエリアのマンションが、ダメかというとそうではなく、明治に埋め立てがすすみ、すでに建物が建っているところや、もともと島があったところは比較的大丈夫です。2016年には東京でオリンピックが開催されます。


そのため晴海埠頭近くも、世界中の注目を集め、アスリートたちを集めるところなので、何かあってから中止や延期になっては大変です。当然、国や都市が綿密な地盤調査をして候補地を選んでいるので、その近くのマンションは比較的安心といえます。大都市圏の地質地盤の状態を見ていくと、地盤の固いエリアには、ある種の建物が建っているケースが多いです。東京の場合、皇居周辺や、古くからある大きな神社、お寺、そして大名たちの武家屋敷や国立大学の跡地などは、地盤のよいエリアがほとんどで、大きな公園になっていたりして、大地震の時の指定避難場所になっているところがあります。重要な建物を建てるには、地震や台風などの自然災害の影響が少ない場所を選んでいるのです。