私は茨城県に住む60歳のレーサーです。私のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。
自分が住んでいる物件の耐震性や、これから購入する物件の耐震性を簡単に知るにはいくつか方法があります。これらの見分け方は、中古物件の購入時や賃貸マンションを選ぶときにも使えますので、ぜひ活用しましょう。主な見分け方は建物の構造形式です。マンションは鉄筋コンクリート造が一般的ですが、鉄筋コンクリート造の建物には「ラーメン構造」と「壁式構造」があります。壁式構造の建物の方が強く、高い耐震性があります。壁式構造の場合は、壁の量を多く取らなければならないため、窓があまり大きくとれず、室内にコンクリートの壁が出るなど、マンションを購入するときにマイナスにとらえがちな点がありますが、実は地震の耐震性に大きく貢献しているのです。
壁式構造を見分けるポイントはいくつかあります。部屋の内部からバルコニー側、外廊下側の壁と天井の接合部に出っ張りがなければ、壁式構造の可能性があります。階数もチェックポイントになります。マンションが5階建て以下であれば、壁式構造の可能性があります。一般的に、5階建て以下の低層の建物で、室内に柱や梁が見当たらなければ、壁式構造で造られた可能性が高いといえます。また、住宅性能表示制度を利用して耐震性のある物件を探すこともできます。免震構造であれば、建物の揺れを抑え、家具の転倒を防ぐことが期待できます。住宅性能表示制度を利用した免震構造であれば、評価書に「免震マンション」と表示されますので、しっかり確認しましょう。