地震に強いマンションの条件とは。(群馬県/オートレース選手/49歳/女性)

私は群馬県に住む49歳のオートレース選手です。私のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。


天災は忘れた頃にやって来る時代ではもうなくなりました。阪神淡路大震災をはじめ何度も大きな地震がやってきて、最近ではまだ記憶に新しい東日本大震災など津波の怖さも目の当たりに見てしまった昨今、今自分が住んでいるマンションが耐震基準を満たしているかどうかが気になります。現在の耐震基準は1981年に制定された新耐震基準で、震度7程度の地震に対して建築物が倒壊や崩壊しないという程度になっています。しかし1981年以降に建築されたマンションでも実際には工事の不備があったりすると新耐震基準を満たしていないものもあれば、1981年以前に建築されたものでも新耐震基準を十分に満たしているようの頑丈なマンションもありますので一概には言えません。


では具体的には新耐震基準を満たしている、地震に強いマンションとはどのようなものなのでしょうか。まずは震度6強から震度7程度の大きな揺れが起きた場合には、建物にヒビが入ったり傾いたりするかもしれないけれども倒壊や崩壊を免れ、家の中にいる人の命が守られるということです。大きな地震の場合には建物に入るヒビや傾きを避けるのは100%は困難です。しかし家の中に身を守るスペースは確保されますので人命を落とすことを防ぐことができます。次に住んでいる間に震度5強以下の地震が何度か起こっても、その揺れに対して建物がほとんど影響を受けることなく人の命が守られるということです。1981年に改正された新耐震基準ではこれらの条件が満たされています。マンションの建物が人命を守れるかどうかが重要なのです。