私は千葉県に住む24歳の舞踏家です。私のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。
マンションを購入する際は、建物の耐震性能についてもチェックしておきたいところです。今の住宅はすべて国の耐震基準を満たして建てられており、震度6強の大地震でも倒壊しない耐震構造になっています。国が基準を定めた住宅性能表示制度では、地震への強さを耐震等級でランク付けしており、今の住宅は最低でも等級1の基準を満たしており、大震災でも耐えられるようになっています。そのため、現在の新築マンションやこれから建築予定の建物は大震災がきても倒れる危険が小さく、震度6強でも倒壊する心配がありません。ただし、建物によって地震対策の構造に違いがあるので、自分のマンションにはどの構造が採用されているのか確認しておくといいでしょう。
地震対策には「耐震構造」「制振構造」「免震構造」の3つの構造があります。「耐震構造」は、柱や梁、壁などで建物をガッチリと支え、地震の揺れに耐え揺れても倒れない構造となっています。ただし規模が大きいと揺れも強くなります。「制振構造」は建物内に設置した制振装置で揺れを素早く制御する構造になっており、高層マンションの風対策にも有効とされています。「免震構造」は、揺れが建物に伝わりにくいよう、基礎部分の免震装置で低減するしくみになっており、大震災がきても揺れは激しくない構造となっています。耐震性の高いマンションを選ぶだけでなく、日頃から室内の家具転倒防止対策を行うなど、個人レベルで出来る対策を取っておくことも大切です。