私は富山県に住む39歳の弁護士です。私のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。
居住用建物の中では、マンションは地震にはかなり強いものとなります。もともとその床面積の広さが耐震性を高めるものもなりますが、コンクリートを使用することによってさらにその強度を増すことになります。さらに基礎において杭を深く打ち込んでいることによって、耐震性が高まることになります。建築基準法の改定により、それ以降のマンションはさらに強固なものとなっています。鉄筋や鉄骨などの構造によってその耐震性能の効果は違いが出てくるものの、全体としてはやはり揺れに強い構造となっています。また、年月を重ねるごとに地震に対する技術は高まり、より揺れに強いものとなってきています。特に構造マンションの場合は上層階の揺れ幅が大きくなるために、いかに揺れを抑えるかが課題となります。
そこで最近多く採用されているのが、免震構造による建て方です。これは地震の揺れに耐えるのではなく、そのエネルギーを逃がすという発想のもとに開発されたものです。基礎の部分でその揺れのエネルギーを逃がす構造となっているために、建物そのものが全体的に揺れないようになっています。そのために上層階においても、下層階とさほど変わらない揺れ幅となっています。また、低層マンションにおいても様々な構造が開発されていて、壁に鉄筋を埋め込む構造が建設コストは掛かりますが、最も揺れに強いと言われます。その他にも、コンクリートそのものの強度を上げることによって、大きな地震の揺れによる破損などを防ぐようになってきています。