僕は宮城県に住む71歳の建築士です。僕のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。
マンションの地震対策としては、いくつかの構造があると言われています。耐震構造としては地震で揺れても倒れてしまわないように、柱や梁などによって建物をしかりと支えています。揺れが大きければ揺れも強くなりますが、耐えられる構造となっています。制振構造は装置によって揺れを制御しているというものです。建物中に制振装置が設置されており、地震があった場合に素早く制御してくれるようです。高層のビルディングの場合は強い風が吹くと揺れる場合がありますので有効だと言われています。免震構造というのは、足下で揺れを低減するというものです。基礎部分にある免震装置によって揺れが建物に伝わりにくいようにしていると言われています。
マンションの耐震性で構造以外にも地盤も大きく影響してくると言われています。地盤が柔らかい場合は地震の揺れ方が大きくなってしまい、建築物へのリスクが高くなってしまいます。そのため、マンションを建てる場合は地盤調査をしっかりとおこなうことが重要だとされています。地盤が柔らかいという場合は、支持層と呼ばれているところで杭を打つなどの対策がおこなわれています。大地震では地盤の液状化が原因で大きな被害が出たと言われています。マンションを建てる場合は、こうして建物の基礎部分を支えるということが大切で、被害を防ぐことができると言われています。また、玄関のドアが歪みで開かなくなってしまわないよな対策もされています。