僕は秋田県に住む24歳のインテリアコーディネーターです。僕のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。
未曾有の大災害と言える東日本大震災を始め、台風や竜巻、洪水の被害が各地で報道されていて、住宅の安全性を多くの人が心配していると思います。地震の多い日本なので耐震性にはかなりの神経を払っているのが日本の住宅ですが、あまりに古い物件には気をつける必要があります。1982年以降に建てられた建物なら新建築基準法に基づいて建てられているので震度7程度に耐えられる設計となっています。特に震災後に建てられたマンションなら厳しい法律に対応しているはずなので、耐震性はそれほど気にしなくてもいいでしょう。最新の地震対策技術では免震といって建物自体が大きなボールの上に乗っていて、大きな揺れでも揺れない安心のマンションも存在します。
地震など大きな災害で怖いのは建物が震度に耐えられるかよりも二次災害です。建物は大丈夫でも家具が倒れてつぶされたり避難経路がふさがれたりする可能性があります。近所で火災が起こったら延焼することも考えられ、回りと密集している住宅地ではその危険性が叫ばれています。木造が多い一戸建てでは火事が第一に心配ですが、鉄筋コンクリートのマンションはその点は強みがあります。非常用トイレや備蓄食料、飲料水など防災設備を充実させたマンションもたくさんあります。地震の際は揺れ自体よりも二次災害、三時災害の被害を受ける可能性が高いので、耐震性が大丈夫とだと思って安心せず、非常袋や家具の固定などあらゆる想定に備える必要があります。