地震が来ても命を守れるマンション(和歌山県/検察事務官/25歳/男性)

僕は和歌山県に住む25歳の検察事務官です。僕のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。


近年、東日本大震災など大きな地震がたびたび起きています。何千年に一度の地震が多い期間に入っていると推測する学者もいるそうです。戸建てなら高くても三階建て程度ですが、マンションでは数十階にもなることがあり、多少の揺れでも致命的な損害を被る可能性があります。では、どのようなマンションが地震に強いのでしょうか。現在の耐震基準は1981年にできたものが基準となっているため、それ以降に建てられた建物は比較的安全のようです。例えば、震度5では損害を生じない程度で、震度6や7の大地震が来ても人命が損なわれるような壊れ方はしないとのことです。この基準が制定される前のマンションでも安全なものはありますが、以降のものはより安全に暮らせるでしょう。


しかし、せっかく建物が安全だからと言って室内の対策をないがしろにしていては、人命を守れるとは言い切れません。今、家の中を見回してみてどれくらいの家具が固定されているでしょうか。実は家具が倒れてきて下敷きになり怪我をすることはとても多いのです。手軽にできる対策としていくつかあげてみたいと思います。購入した物件でしたら壁に固定できるチェーンなどを使用したり、賃貸でしたら天井と家具を突っ張り棒で固定したり、家具の転倒やズレを防止するマットを使用すると良いでしょう。また、棚の上の方には重たいものや割れると危ないものは収納せずに比較的軽くて万が一落ちたり人に当たってもけがをしないものにすることも大切です。地震はいつやってくるのかわかりません。普段から手軽にできる対策は万が一の時のためにしておきたいものです。