地震がもたらすマンションの悩み(山形県/歯科助手/39歳/男性)

僕は山形県に住む39歳の歯科助手です。僕のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。


マンションに住んでいて気になるのは、地震への被害ですね。マンションのサイズにもよるのですが、敷地の中に何棟も分かれている場合は、棟によって地震後の破損の影響が違ってくると想定されます。ある一部の壁面に亀裂が入ったりすると、積み立てていた修繕費用のどこまでがそれに適用されるのかでもめてしまいます。同じマンションに住みながら、まったく地震の被害にあわなかった無傷の世帯もあるわけです。その方達の積立金も別の棟の被害を受けた方の修繕に使うのかどうかという話合いが持たれると、家主も頭が痛いことでしょう。棟が離れていると、その棟の積立金だけでやって欲しいという要望もでてくるでしょうし、そうなると不公平を感じる住民も出てきますね。


買取マンションであるがゆえに、どの住民も真剣です。ただ、逆の立場ならどうするのか、どうして欲しいのかを考えてからの発言が必要となります。今回は、自分達は無傷だから関係ないという考え方では、いつかまた起こりうる災害で、立場が逆になった時に、他の棟の住民達に助けてもらえなくなります。家主は、何か事が起きた時に話し合いで決めるという方法よりも、契約時に起こりうる例を挙げて、こういう場合は全員の修繕積立のお金を使うということと、一部の破損も、その世帯の問題だけではなく、全住民が受けた破損であるというように文書で決めておけば、全ての住民も入居時の約束だからと納得してくれるに違いありません。あとは、説明のお手紙を一軒ずつに御配りするだけで済むのではないでしょうか。