同じマンションの間取りで価格が違う理由(岩手県/家庭教師/30歳/女性)

私は岩手県に住む30歳の家庭教師です。私のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。


マンションの広さや間取りを譲りたくない人なら、住戸の条件をちょっと工夫するだけで、価格を安くすることができます。マンションの価格は、「階数」「位置」「向き」「特殊事情」の4つの要素で決められます。「階数」の場合は、上に行くほど価格は高くなり、階数が下がるほど安くなります。「位置」の場合は、建物の角に位置する角住戸ならば、それ以外の住戸と比べて価格が高くなります。「向き」の場合、リビングの向きが南向きの場合が一番価格が高く、東、西、北の順で価格が安くなっていきます。「特殊事情」は、人が敬遠したいと思う条件がつくと住戸の価格が安くなり、逆に庭付き住戸など特別な付加価値がつく住戸は価格が高くなります。


マンションの住戸の価格は、ほぼ真ん中の階の中央にある平均的な住戸を先に決め、それを基準住戸として、階数や位置などの4つの要素をもとに各住戸の価格が決まっていきます。そのため、マンションを選ぶときは、同じ広さや間取りでも、この4つの条件によって価格が大きく違ってくることを知っておきましょう。何にこだわり、どんな点を重視するかは人それぞれです。考え方を少し変えれば、当初の希望と違っても納得できる価格で満足のいく住戸が見つかることもあります。階数を少し下の階にすれば、間取りを変えずに価格を抑えることができます。逆に、南向きから西向きの住戸に変えれば、当初の予定より価格が安くてより広い間取りの住戸を選ぶことも可能になります。