僕は熊本県に住む71歳の銀行員です。僕のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。

最近の不動産屋では、口コミによると借り上げ社宅という形式で賃貸住宅を貸していることが多いそうです。大きな会社の場合は自前の社宅があることが多いですが、この借り上げ社宅というのは一般の物件を会社が借りて社員に貸すというものです。一言で言うと、会社が自前で社宅を作るのではなく、既存の賃貸を借り上げて社員に開放している社宅です。棟ごと借りるか、部分的に借りるかの2パターンあります。借り上げ社宅を取り入れる企業は多く、上場企業の中で社宅制度がある企業は全体の約80％、借り上げ住宅を利用しているケースは全体の75％以上といわれています。借り上げ社宅を利用するのは、社員にとっていろいろなメリットがあります。

たとえば、家賃の安さです。借り上げ社宅の家賃は、平均して1、2万円と大幅に安いです。しかも、普通の賃貸物件と同じような設備や綺麗な内装で自由に暮らすことができます。それともうひとつ社員にとって嬉しいことは、家賃に建物の管理費も含まれているので、掃除当番などがありません。清掃などは業者が行ってくれます。ですから、とても楽です。逆に会社側にも借り上げ社宅はメリットがあります。まず固定資産にならないし、会社として契約しているので人が入れ替わっても敷金・礼金が発生しないことです。また、普通の社宅のように建物の老朽化によるメンテナンスや建て替えの手間がないです。ですから、お金の節約という意味でも、便利なシステムと言えます。