南向きの一戸建てのメリット デメリット(三重県/講談師/65歳/男性)

僕は三重県に住む65歳の講談師です。僕のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。


一戸建て住宅を購入する際は、色々な条件を考え合わせて購入します。その際、家が南向きであるかどうかを重視して選ぶ方は多いです。南向きの一番のメリットは、日当たりがとても良いことです。昼間は長時間、電気をつけない状態でも、とても明るくて暖かく、洗濯物があれば早く乾きます。しかし、実は見方によっては、損をしてしまうこともあるのです。たとえば、仕事のために朝早く起きて、昼間は家に居ないという生活の方は、暖かいという南向きのメリットを享受できません。こういう人は、逆に朝日を浴びることができる東向きの物件が向いているといえます。また、最近では洗濯物を乾燥機で乾かす方が増えて、洗濯物を外に干さない人も多いです。


ですから、外で干さない方もメリットの意味がありません。また、南向きの物件は日当たりが良すぎて、逆にマイナスになることがあります。たとえば、夏の暑さに弱い方は、日射を遮らないと暑さをとても感じます。最近では、糸瓜などの緑のカーテンで日射を遮ることができますが、これらがないとまともに日射を浴びてしまうことになります。また、直射日光は、家の家具に影響することもあります。そのほか、フローリングやカーペットに直射日光が当たり、退色しやすくなるのです。また、安易に電化製品を置くと劣化が早くなることがあります。このようにデメリットもあればメリットもあるので、南向きがいいかは自分のスタイルを考えて選ぶ事が大事といえます。