南向きの一戸建てに住む(石川県/ソムリエール/42歳/男性)

僕は石川県に住む42歳のソムリエールです。僕のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。


居住地の決まる住まい選びは大切なものです。特に採光や温かさの関係で、南向きにバルコニーや開口のある物件が好まれています。日本では南向き信仰という言葉があるほど、南から光や太陽光が入る住宅に人気があります。なぜ南向きの住宅がこれほど親しまれているのでしょう。それは、日本の古くからの住宅建築にあります。日本の伝統的な住宅は、木造の木や梁は直線でつないで構築される工法で建築され、この工法では開口部分を大きくとることが出来ます。開口部が大きいということは、閉鎖的とは真逆であり、光や風を多く取り入れることが出来るということです。日本人は昔からこのような住まいに慣れ親しんだからこそ、日当たりのよい物件が好まれるのです。


では、南向きのメリットとは何でしょうか。やはり先ほど記した通り、太陽光やそれによる温もりを多く取り入れることができることです。南向きと言うと暑そうなイメージがありますが、夏にはほぼ真上からの光となりますので、部屋の奥まで太陽光が届くことはありません。カーテンやシェードなどを設置すれば光の量を調節すことも可能です。逆に冬は太陽角度が低く、部屋の奥まで光と温かさが差し込みます。また季節を問わずとも、朝や夕刻は陽が直接入り込まず、昼は長時間日照です。このため、南側で洗濯物を干せば早く乾かすことが出来ます。このように太陽の恵みを受けられることは、高さのない一戸建ての住まいには大切なことではないでしょうか。