南向きの一戸建てが欲しい(滋賀県/パイロット/53歳/男性)

僕は滋賀県に住む53歳のパイロットです。僕のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。


日本人は古来から、とかく間口の広い住宅に住んでいました。そしてそれらは、基本的に「南向き」であり、太陽の光の恩恵を受ける生活を好む性質が身についています。(対照的にヨーロッパなどでは、間口の狭い暗い家が主流となっています。)ですから、夢のマイホームである一戸建て住宅を建てよう、あるいは購入しようと思った時にも、ほとんどの方が南向きの物件を探す傾向にあります。確かに、そのような物件にはメリットがあります。それは、南側が道路なので日当たりが確保されていることです。これにより、明るくて暖かい生活が保証されます。しかし、折角の南向きでも縦長の土地だと、南側に玄関と駐車スペースを作らなければならず、結果として日当たりスペースは減ってしまいます。


ですから、南向きの物件を選ぶなら、駐車スペースなどを作っても日当たりを確保出来る横長の土地がオススメです。このように見てくると、南向きの一戸建ては最高の環境のように思えます。しかし、朝や夕方には日光が直接入りません。(日中は長時間明るく洗濯物がよく乾きますが。)ですから、早起きで日中家にいない生活をしている方の場合には、一概に良いとは言えません。また、周囲の環境(目の前に高い建物がある。など)によっても、日光を室内に招き入れることが不可能な場合があります。そして、何よりも、他の方角を向いている物件よりも高値になります。とは言え、上手に工夫すれば、夏は直接日が差し込まず、冬は部屋の奥まで暖かい環境が約束されます。