私は愛知県に住む20歳の養護教諭です。私のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。
考え方や生活スタイルが異なる人たちが共同で暮らすマンションでは、一定のルールが必要です。その基本となるのが区分所有法で、区分所有法が適用される区分所有建物とは、1棟の建物内に独立した数戸の住居や店舗、事務所があり、かつ2人以上の区分所有者のいる建物のことを言います。分譲マンションはこの1つの形態で、居住者が共同で使用する共用部分と、個人が単独で所有できる専有部分があります。区分所有法でいう共用部分とは、各戸の外の廊下や階段のほか、屋根や外壁など専有部分に含まれない全てで、居住者全員の持ち物です。また住戸の延長と使用しているバルコニーやルームバルコニー、専用庭も専用使用権に基づいた共有部分になります。
そのためバルコニーは災害時には避難通路になるため、物置など非常時に通行の妨げになるような物を置かないことは鉄則です。共用設備としては、給水設備や排水設備、変電設備などがあります。これらの設備は日々の暮らしを守る重要なライフラインです。その他にはエレベーターやオートロック等の各種のセキュリティ設備や宅配ボックス、機械式駐車場などがあります。また、個人でリフォームできるのは専有部分だけで基本的に共用部分はできない、ということをマンションを購入する時には十分、理解しておく必要があります。一方の専有部分は、区分所有権という権利が認められている部分で、具体的にはトイレやキッチン、玄関ドアの内側などになります。