私は石川県に住む56歳のMRです。私のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。

マンションを購入すると、毎月維持費と共に修繕積立金を徴収されることになります。維持費は共用部分の維持管理に使われますが、修繕積立金は、将来の大規模修繕に備えて積み立てるものです。これらは、駐車場代などと併せて、一戸建てにはないマンション特有のデメリットと言われることもあります。確かに、毎月合計で数万円単位の支出になることが多く、ローンの返済と合わせると負担にはなるでしょう。しかし、この修繕積立金は将来に亘って物件の資産価値や住み心地を維持していくために必要不可欠なものです。マンション自体は適切なメンテナンスをしていれば購入後、生涯住むことが本来可能です。そのためには、定期的な修繕が必要なのです。

販売しやすくするために、修繕積立金が極端に低く設定されていないか、中古マンションの場合は滞納している部屋がないかを確認して購入することが重要になってきます。特に、築年数の経った物件を購入する場合、不動産会社に頼んで修繕積立金の徴収状況を調べてみましょう。大規模修繕が行われた実績を確認するのと同様に重要です。マンションで必要になる大規模修繕と言えば、エレベーターのかごの交換や、外壁の塗装、機械式駐車場の修繕や交換、水道施設の修繕や交換等、毎年ではなくとも10年から15年に一度は発生するようなものになります。これらは資産価値や住み心地を維持する為にはどうしても必要なのです。月々の支出は懐に厳しいこともありますが、自分たちの資産を維持していると捉えて支払っていきたいものです。