私は広島県に住む59歳のフリーライターです。私のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。
分譲一戸建て住宅を購入する場合は、一般的には建物の費用と土地の費用をそれぞれ用意しなければなりません。分譲マンションの場合は土地にかかる費用が少ないのですが、分譲一戸建て住宅の場合、立地にもよりますが、建物と土地それぞれに1千万円以上かかることが多いです。特に都市部や湾岸部などは地価が高く、建物よりも土地の価格の方が高いことが普通です。たとえば建物が1500万円、土地が2500万円の合計4000万円が、都市部での分譲一戸建て住宅の価格相場です。地方の場合だと、建物の価格相場は同じく1500万円ほどで、土地は建物と同額かもしくは建物より安いです。そのため全体の価格相場は、だいたい2000万円台となります。
しかし分譲一戸建て住宅の土地は、購入するのではなく借りることも可能です。住宅自体は分譲なのですが、土地に関しては地主などから借りるのです。借りる期間は20年や50年など、土地によって異なります。いずれにしても数十年という期間なので、契約期間が1~2年程度の賃貸物件と異なり、借地権という長期間借り続ける権利を購入することになります。この場合、土地自体を購入するよりも費用は安くなります。もちろん借り物ですから期間が満了すれば返さなければなりませんが、数十年後の話ですから、その後の計画はゆっくりと立てることができます。その間に新しい住宅に移り住むためのお金を貯めることもできます。必要に応じて、借地権の期間を延ばすことも可能です。このように分譲一戸建て住宅には、購入費用が多くかかる分、便利なシステムもあるのです。